海辺のふかふか

読みたいものを書くブログ

元気について語るときに私の語ること

お題「元気を出す方法」についていろいろ書きながら、自分が元気でいるために随分頑張って、気を遣って、アンテナを張っていることに気付いた。

自分が元気でいるために頑張るなんていいことのように聞こえるけれど、課題はある。それは、元気を研究していると「元気」に敏感になるのと同等かそれ以上に「元気じゃない」にも敏感になることだ。元気研究は、自分の元気がなくなるのはどういうときか観察して早期回復や予防を図ることなので、どうしても自分の元気じゃなさに敏感になる。

気づいていなかったけれど意識すれば直せることというのは結構あるので、元気じゃなさに敏感になるのも悪いことばかりではない。悪いことばかりではないのだけれど、日々問題点が見えて解決策は見えず、あれもこれも我慢して生きていくしかないのかな……と思うのはなかなか元気が削られることである。

また「これをこうしたら元気になった!」という経験を積み重ねると、「元気じゃないのは改善できない自分が悪い」となりかねないのも問題である。それは違う、と声を大にして言いたい(というか自分に言い聞かせたい)。常々思うのだけれど、「やればできる」という思想は「できないのはお前が悪い」になりがちな点で危うい。

元気研究は「やった方が人生が充足するかもね」という程度のものであって、元気のすべてを解明し征服するような学問ではない。少なくとも、私にとっては。