海辺のふかふか

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元気を語るのに欠かせない漫画『大丈夫倶楽部』

すぐに元気を使い果たしてしまうので、元気でいる方法については常々考えています。そんな私と同じように、元気を追求する主人公が出てくるのが『大丈夫倶楽部』という漫画です(以前こちらの記事でも紹介しました)。

主人公の花田もねは、どうしたら自分が「大丈夫」でいられるのか試行錯誤することを一種のライフワークとしています。炊き立てのご飯を食べたり、散らかった部屋をほどほどに片付けたり、そうして彼女は自分の「ハビタブルゾーン」を保とうとしています。ハビタブルゾーンというのは作中で紹介される宇宙関係の用語で、意味は「生命居住可能空間」つまり、この宇宙の中で生物が生きられる場所ということです。世界はこんなに広いのに、息が出来る場所は少ない。まるで宇宙における地球みたい。

『大丈夫倶楽部』を読めば大丈夫になれる、元気になれるというのとは少し違って、ただこんな風に元気でいる方法を模索することに重きを置いていて、そうしないと元気でいられない人もいるんだろうと思うと救われる気がします。世の中エネルギッシュな人に溢れすぎていると感じて、それはその人たちがそう見せているというのもあるだろうし、世の中のあり方に合う人たちはどんどん元気よく活動して、合わない人たちは生きてるだけでどんどん元気を削られるというのもあるように思うのだけど。そんな世界に『大丈夫倶楽部』という作品があって、そんな作品を描く人がいて、読む人がいる。それってすごい。元気を出す方法について語る上で、私にとって欠かせない作品です。

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今週のお題「元気を出す方法」