海辺のふかふか

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読書

【読書感想】『実力も運のうち』良かったのでみんな読んで〜

マイケル・サンデル『実力も運のうち:能力主義は正義か?」を読みました。 実力も運のうち 能力主義は正義か? (ハヤカワ文庫NF) 作者:マイケル サンデル 早川書房 Amazon あらすじ あらすじって言わないか、概要。能力主義の行き過ぎを批判する内容です。…

【読書感想】いつか結婚と独身が等価の選択になればいい

エルヤキム・キスレフ『「選択的シングル」の時代』を読みました。この本では、結婚が幸せを約束してくれないこと、独身でも幸せに生きられることをデータに基づいて示されています。 結婚が幸せを約束してくれないことについては、自分が日頃から薄ぼんやり…

モリス・バーマン『神経症的な美しさ』を読んで

年末にNHKで放送した番組「思考のオルタナティブ 無と向き合う世界観 モリス・バーマン」で紹介された『神経症的な美しさ』という本を読んでみました。 扱う内容に馴染みがなくて飛ばした章もありますが、備忘のため感想など書いてみようと思います。誤読も…

自分のイデオロギーくらい語れるようになりたいよ

大田比路『政治的に無価値なキミたちへ』を読んで、考えたことを書きます。この本は早稲田大学の政治入門講義を書籍化した本です。学生の目を政治に向けさせることを目的とした本なので、とっても読みやすい。 12章「国民」に「自分と同じ投票行動をするよう…

元気を語るのに欠かせない漫画『大丈夫倶楽部』

すぐに元気を使い果たしてしまうので、元気でいる方法については常々考えています。そんな私と同じように、元気を追求する主人公が出てくるのが『大丈夫倶楽部』という漫画です(以前こちらの記事でも紹介しました)。 主人公の花田もねは、どうしたら自分が…

『はじめての短歌』を読んで生き方を考える

『はじめての短歌』は、歌人の穂村弘さんが慶應大学で社会人向けに行った講義の内容をまとめた本です。この本の第一講では、人間は「生きのびる」と「生きる」の二重の世界を生きていて、短歌は「生きる」側の行為だという話をしています。課長に課長代理が…